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動物はすべてを知っている (SB文庫)一人でも多くの人に
簡潔に。素晴らしい本でした。

他のカスタマーレビュー同様、心が揺さぶられました。

よしもとばななさんの前書きでまず、ぼろぼろ泣いてしまう。

(動物を飼ってて見送った人は、誰もが共感するでしょう。)



筆者は犬をはじめとして、スカンクや蛇や蟻、ハエ、微生物までも話を掘り下げていきます。

これを読んで、生きとし生けるものは全て、大きな何か、見えない存在によって

生かされているということを改めて感じます。

筆者の感性と洞察力に敬服を示すと同時に、一人でも多くの人にこの本を読んでもらいたい。



ハエのフレディーとの交流は心が温まります。

所謂、ハエですが、ハエも一個の命として尊重し、信じられないことに!

ハエも心を開いた筆者に友好関係を築きます。

信じられませんが、それでも、細かいエピソードが詰まっており、

あららら・・・と目を丸くするような可愛らしい展開が沢山。

そして読み終わった瞬間、心が温かくなります。

私たちの命も、小さな命も、命の重さにさして変わりはないのだ、ということ。

皆一緒なんだ、ということに気づかされます。

要は動物が暗黙の了解で語り合ってるとき、

人間が心を開けるかどうか、気づけるか気づけないか。

前者が多くなればばるほど、この世は住みやすくなるのでしょうね。




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